前輪駆動車(FWD)は限度の超えた低車高での走行時ドライブシャフトが内側に入り、ドン突きやシャフトブーツの摩耗が悩みであり欠点でもあった。今の時代、極低車高だけでなく、激しいキャンバー角を設るスタイルも支流となる中、ドライブシャフトのストローク範囲の限界に軽く達してしまう。そこでロアアームを延長し内側に入ったドライブシャフトを外側へ出し、ドン突き解消とブーツの摩耗を低減させる。又、低車高でホイールセンターが前方へ振ってしまい、フロントバンパーとフェンダーとの取付部分にタイヤが接触し、ハンドルが切れないといったことになる。それもロアアームでホイールセンターを前後バランスの良い位置までセンターバックさせ少しでもハンドルの切れ角が増えるようにした。
この前輪駆動車の欠点を回避するのがセンターポジションロアアームだ。
センターポジションロアアームは3タイプの仕様があります。選択の基準は、ドライブシャフトが内側に入る度合いにより選択します。 ほぼキャンバー角の倒し具合で決まってきますが、車高の低さによっても左右されるのでトータル的な状況に応じて選択すると良い。